マノロ・バルデス Manolo VALDÉS
1942年スペイン、バレンシア生まれ。1957年から59年にかけて地元のサン・カルロス美術学校で学ぶ。1964年、友人のフアン・アントニオ・トレド、ラファエル・ソルベスとグループ「エキーポ・クロニカ」を結成(トレドは数年を経ずに脱退)。印刷物に登場する大衆的なイメージをはじめ、ベラスケスやエル・グレコ、ピカソなど歴史的な作家の作品図像を引用しつつ、陰影の無いフラットでカラフルな色面により同時代のアメリカのポップアートと共通するスタイルを持った作品をグループ名により発表。フランコ独裁体制を諷刺するなど、社会性を持った作品を生み出した。1981年にソルベスが死去して以降はソロのアーティストとして活躍。

絵画に止まらず石、木、鉄、ブロンズ等による彫刻、版画など素材、ジャンルともに多用な制作活動を精力的に展開。エキーポ・クロニカ時代と同様に過去の名画を引用しつつも、社会性を排し、ミリャーレスやタピエスなどに代表される1950年代後半から60年代のスペインのアンフォルメルを髣髴とさせる荒々しいテクスチュアを持つ作品を制作し、1980年代に台頭したアプロプリエーション・アート(流用芸術)の先駆的な存在となった。グループ、ソロ時代を通し100を優に超える夥しい数の個展を開催。スペイン美術賞(1984年)をはじめ受賞多数。現在、ニューヨークとマドリードを拠点に活動。


《作品》
銅版、コラージュ
額装サイズ:125.0×91.0cm
Ed. 35
サインあり


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