◆今週の特集展示:白南準(ナム・ジュン・パイク)と文承根(ムン・スングン)
会期=2017年8月8日[火]―8月19日[土] 11:00~18:00 ※日・月・祝日休廊



白南準(ナム・ジュン・パイク)と文承根(ムン・スングン)の作品約10点をご覧いただきます。

白南準 ナム・ジュン・パイク Nam June PAIK(1932-2006)
1932年日本統治下の韓国京城(ソウル)に生まれる。1949年朝鮮戦争の戦禍を逃れて香港に移住、その後日本に渡り東京大学文学部美学美術史学科を卒業。西ドイツへ渡りミュンヘン大学で音楽史を学ぶ。ジョン・ケージと知り合い大きな影響を受ける。1961年フルクサス運動の創始者ジョージ・マチューナスと出会い、以後、フルクサス運動の中心的存在として活動。1963年テレビ画面を磁石で操作した世界初のビデオ・アート作品を発表。
1964年アメリカに移住。パフォーマンス「ロボット・オペラ」をシャーロット・モーマンと共演する。1977年ビデオ・アーティスト久保田成子と結婚する。1993年第45回ヴェネチア・ビエンナーレにドイツ館代表として参加、金獅子賞を受賞。1998年京都賞受賞。2000年ニューヨーク、グッゲンハイム美術館で回顧展開催。2006年マイアミの自宅で死去、享年73。

文承根 ムン・スングン MOON Seung-Keun(1947-1982)
1947年石川県小松市生まれ。1960年代後半からほぼ独学で美術表現を開始し関西を中心に活動する。1968年吉原治良に見出され具体展に出品。1969年第5回国際青年美術家展で受賞。それまでは「藤野登」として発表していたが、1971年からは「文承根(MOON SEUNG-KEUN ムン・スングン)」を名乗る。 「具体」解散後は京阪神地域を中心に個展を中心に活動、国内外のグループ展にも積極的に参加した。1970年前後に東京を中心に勃興した「もの派」と、80年代の「関西ニューウェーブ」との狭間の時代において、油彩・水彩・版画から立体や写真・映像作品まで 幅広いジャンルでの制作を展開した。 1982年胆嚢癌により34歳で死去。 1970年代半ばから集中して制作した色を何層もぬり重ねた水彩や、街の一瞬の光景を撮影した写真を素材とした版画作品、油彩、立体、写真など幅広い分野において遺した作品は、深い批評性と高い完成度を示しており、没後15年の2007年には京都国立近代美術館と千葉市美術館で「文承根+八木正 1973-83の仕事」が開催された。

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