◆クリストとジャンヌ=クロード
会期=2017年8月29[火]―9月9日[土]
※日・月・祝日休廊


クリストのオリジナル作品、版画など約20点をご覧いただきます。

■クリストとジャンヌ=クロード Christo and Jeanne-Claude (1935~2020年、1935~2009年)
クリストは1935年6月13日ブルガリア・ガブロヴォ生まれ。1956年にチェコ・プラハへ、1957年にオーストリア・ウィーンへ逃れ、その後スイス・ジュネーヴへ移住。1958年にパリへ渡り、妻となるジャンヌ=クロード・ドナ・ド・ギーボンに出会う。ジャンヌ=クロードはクリストと全く同じ1935年6月13日にフランス領モロッコ・カサブランカに生まれた。二人は1964年にニューヨークに移住し、生涯に亘り巨大な環境アートを共に造る人生のパートナーとなる。ジャンヌ=クロードは2009年11月18日死去、クリストも2020年5月31日、50年以上を過ごしたニューヨークの自宅で死去。
クリスト個人による初期の包まれたオブジェから、ジャンヌ=クロードと共に造る記念碑的な野外プロジェクトは、従来の絵画、彫刻、建築の境界を超えたところにある。主な作品は《包まれた海岸》(1968~1969、オーストラリア・シドニー近郊)、《ヴァレー・カーテン》(1970~1972、アメリカ・コロラド)、《ランニング・フェンス》(1972~1976、アメリカ・カルフォルニア)、《囲まれた島々》(1980~1983、アメリカ・マイアミ)、《包まれたポン・ヌフ》(1975~1985、フランス・パリ)、《アンブレラ》(1984~1991、日本・茨城/アメリカ・カルフォルニア)、《包まれたライヒスターク》(1971~1995、ドイツ・ベルリン)、《ゲート》(1979~2005、ニューヨーク・セントラルパーク)、《フローティング・ピアーズ》(2014~2016、イタリア・イゼオ湖)、《ロンドン・マスタバ》(2016~2018、ロンドン・サーペンタイン・レイク)など多数。

◆ギャラリートークのご案内
柳正彦が語る
<プロジェクトとその記録、クリストとジャンヌ=クロードの隠れたライフワーク>

日時: 2017年9月2日(土)16時~
長年クリストとジャンヌ=クロードのスタッフをつとめてきた柳さんが、世界各地で実現された大規模なプロジェクトを紹介しながら、短期間しか存在しない作品を、アーティスト自身がいかに記録に纏めていったかを、参考映像を交えて語ります。

*要予約/参加費1,000円
必ず「件名」「お名前」「連絡先(住所)」を明記の上、メールにてお申し込みください。
E-mail: info@tokinowasuremono.com
どうぞお早めにお申し込みください。
定員になり次第、締め切らせていただきます。


■柳 正彦(やなぎ まさひこ) 東京都出身。大学卒業後、1981年よりニューヨーク在住。ニュー・スクール・フォー・ソシアル・リサーチ大学院修士課程終了。在学中より、美術・デザイン関係誌への執筆、展覧会企画、コーディネートを行う。1980年代中頃から、クリストとジャンヌ=クロードのスタッフとして「アンブレラ」「包まれたライヒスターク」「ゲート」「オーバー・ザ・リバー」「マスタバ」の準備、実現に深くかかわっている。また二人の日本での展覧会、講演会のコーディネート、メディア対応の窓口も勤めている。
昨年秋、水戸芸術館で開催された「クリストとジャンヌ=クロード アンブレラ 日本=アメリカ合衆国 1984-91」も柳さんがスタッフとして尽力されました。


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