9月12日~10月9日まで埼玉県立近代美術館で「駒井哲郎展」が開催されます。
ときの忘れものでは駒井哲郎の版画作品、詩画集など約10点を特集展示する他、恩地孝四郎、南桂子、国吉康雄、フォーゲラー等の版画作品をご覧いただきます。
■駒井哲郎 Tetsuro KOMAI (1920~1976)
1920年東京生まれ。35年西田武雄に銅版画を学び始める。42年東京美術学校卒。50年春陽会賞、翌年第1回サンパウロ・ビエンナ-レで受賞。木版の棟方志功とともにいち早く世界の舞台で高い評価を獲得し、戦後の美術界に鮮烈なデビューを飾る。53年資生堂画廊で初個展。54年渡仏。56年南画廊の開廊展は駒井哲郎展だった。72年東京芸術大学教授。銅版画のパイオニアとして大きな足跡を残す。1976年永逝(享年56)。
銅版画の詩人と謳われた駒井先生は15歳の少年時代から56歳で亡くなるまで銅版画一筋の生涯でした。名作『束の間の幻影』はじめ、心にしみるエッチング作品を多数残し、長谷川潔、池田満寿夫とともに銅版画の魅力を人々に知らしめた功績は大きなものがあります。
駒井哲郎 Tetsuro KOMAI
「恩地孝四郎頌」
1974年
アクアチント(亜鉛版)
20.7×10.0cm
サインあり
※レゾネNo.309(美術出版社)
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