2011年3月11日、東日本を襲った大震災、原発事故により、多くの人々が悲劇にうちのめされました。
震災二日後、シアトル在住の写真家ジョック・スタージスさんから被災された方々へのお見舞いとして、下記のメールが届きました。
「私の個展をまだ8月に開催する予定でしたら、私の売上げ分すべてを、あなたの選んだ地震・津波の慈善援助組織にすべて寄付したいと思います」
このメールをうけて、毎年8月に開催していた展覧会を急きょ繰り上げ、5月に「東日本大震災支援企画 ジョック・スタージス新作写真展」を開催するに至りました。
スタージスさんには多くの新作をご提供いただき、さらに2種類の震災支援エディションを無償で制作してくださいました。
この支援企画で販売した作品の収益の全額1,505,285円を日本赤十字社と桃・柿育英会(代表・安藤忠雄)に寄付いたしました。
震災から一年が経とうとしておりますが、3.11を忘れないために、ときの忘れものでは東日本大震災支援企画Part2として一日だけの特別展を開催します。
再びスタージスさんから、震災支援エディションとして新に2点を制作してくださるという暖かい申し出をいただき、昨年撮影した最新作群もこの一日展のために送ってくださいました。
既に作品はシアトルから到着していますので、いつでも画廊でご覧になれますが、3月11日は震災の犠牲者への祈りをささげ、スタージスさんが送ってくれた最新作を皆様とともに静かに鑑賞したいと思います。
収益は全額被災地の皆さんへ寄付します。
一日だけの特別展となりますが、フランスのモンタリヴェやラ・ジェニーのコミュニティで夏を過ごすナチュリストの家族のポートレートをその美しい自然の中で撮り続けているジョック・スタージスさんの最新作をご覧いただき、ぜひコレクションしてください。
●ジョック・スタージスさんの震災支援エディション作品
以下の2点の作品(サイン、限定番号入り)は、売上金全額を被災地に寄付します。
(1) "E814C"
2011 Digital Pigment Print 32.5×24.1cm
限定5部、サイン、番号入り
2) "E851C"
2011 Digital Pigment Print 32.0×25.4cm
限定5部、サイン、番号入り
この作家の作品は取り扱いを終了しております。
■ジョック・スタージス Jock STURGES
ジョック・スタージス(Jock Sturges)は、1947年ニューヨーク生まれ。マールボロ大学およびサンフランシスコ・アート・インスティテュートで写真を専攻。北カリフォルニアやフランスのビーチでヌーディストの家族のポートレートをその美しい自然の中で撮り続けている。8×10の大型カメラで撮影されたモノクロームおよびカラーのプリントは、少女の清冽な美しさ、家族の愛情、自然の詩情を湛えた作品として高い評価を得ている。
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