◆ロバート・ラウシェンバーグ展 -Tribute 21- Part1 Robert RAUSCHENBERG Exhibition 会期=2012年4月13日[金]―4月21日[土] 12:00-19:00 ※会期中無休 ロバート・ラウシェンバーグは、1953年にオブジェと抽象表現主義風の絵を組み合わせた「コンバイン・ペインティング」を制作し、一躍名をあげます。 1954年にジャスパー・ジョーンズと知り合い、戦前のダダイズムに用いられたオブジェを復活させたことから、2人は「ネオ・ダダ(新しいダダイズム)」とよばれました。ウォーホルより一足先にキャンバスに写真を転写する「シルクスクリーン・ペインティング」の制作を開始し、ポップ・アートの先駆者として、1960年代以降の美術に多大な影響を与えました。 1984年に、世界の芸術家と共同制作して展覧会を行なう「ラウシェンバーグ海外文化交流」(ROCI=ロッキー)を設立し、長年にわたって芸術を通して異なる民族・文化間の平和と理解に貢献しました。 今回展示する22点組の〈Tribute 21〉は、しあわせな未来を夢見ること、しあわせな未来をつくり出すことをテーマに、23名の様々なジャンルで活躍している方へのオマージュとして1994年に制作されたものです。〈Tribute 21〉は大作のため、今回はパート1として、22点のなかから約10点の作品をご覧いただきます。 “I feel strong in my belief, based on my varied and widely traveled collaborations, that a one-to-one contact through art contains potent peaceful powers, and is the most non-elitiest way to share exotic and common information, hopefully seducing us into creating mutual understandings for the benefit of all.” - Robert Rauschenberg 「芸術を通して一対一で向き合うということは、とても大きく、平和的な力を内包しています。 珍しい、あるいは一般的な情報を共有するための最も非エリート的な手段であり、 皆に共通利益のための相互理解をもたらす手段であると、様々なコラボレーションの 経験から、私はそう信じています」 【オマージュ】 -平和- ミハイル・ゴルバチョフ -音楽- ジョン・ケージ -映画- スチーブン ・スピルバーグ -子供達- オードリー・ヘップバーン -保健- マチルダ・クリム博士 -テクノロジー- ビル・ゲイツ -ダンス- ジャック・ダンボワ、トリシャ・ブラウン -建築- R. バックミンスター・フラー -ファッション- 三宅一生 -自然- ジャック・クストー -労働- レーン・カークランド -教育- ジム・ヘンソン -環境- アル・ゴア -宇宙- カール・セーガン -コミュニケーション- テッド・ターナー -文学- トニ・モリソン -人権- ネルソン・マンデラ -民族文化- ダライ・ラマ -芸術- ドミニク・デ・メニル -演劇- レイチェル・ローゼンタール -スポーツ- ボニー・ブレア -しあわせ- フェリシモ ■ロバート・ラウシェンバーグ Robert Rauschenberg 1925年アメリカ・テキサス州ポート・アーサー生まれ。ニューヨーク、アート・ステューデンツ・リーグで学ぶ。53年絵画と物体を組み合わせた「コンバイン・ペインティング」を開始。62年からシルクスクリーン・ペインティンを制作。写真や新聞雑誌、美術雑誌の断片を組み合わせ、アメリカの時代、土地、社会を浮き彫りにした。作曲家ジョン・ケージや舞踊家マース・カニンガムとも協働した。97年ニューヨークのグッゲンハイム美術館、06年メトロポリタン美術館で大規模な回顧展が開催された。 2008年永逝。 出品リスト
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