第287回 小野隆生コレクション展
会期=2017年3月7日[火]―3月25日[土] 12:00-19:00
※日・月・祝日休廊
岩手県に生まれた小野隆生は1971年イタリアに渡ります。国立ローマ中央修復研究所絵画科を卒業し、1977〜1985年にイタリア各地の教会壁画や美術館収蔵作品の修復に携わり、ジョットやティツィアーノらの作品に直接触れ、古典技術を習得しました。1976年、銀座・現代画廊で初個展開催。資生堂ギャラリー[椿会展]に出品。「ライバルは500年前のルネサンスの画家たち」との揺るぎない精神でテンペラ画手法による制作をしています。2008年池田20世紀美術館で回顧展を開催しました。
本展では、小野の1970年代の初期作品から2000年代の近作まで、油彩・テンペラ・ドローイングなど約15点をご覧いただきます。
■小野隆生 Takao ONO(1950-)
1950年岩手県生まれ。71年渡伊、以来イタリアに在住。国立ローマ美術学校・フィレンツェ美術学校・国立ローマ中央修復研究所絵画科で学ぶ。77〜85年イタリア各地の教会壁画や美術館収蔵作品の修復に携わる。76年銀座・現代画廊で初個展、銀座・G池田美術、盛岡・MORIOKA第一画廊、ときの忘れもの他で個展。資生堂ギャラリー[椿会展]に出品。テンペラ画手法による肖像画を一貫して制作している。
小野隆生こそ百年にひとりの天才だと信じています。知る人ぞ知る、気まぐれ美術館の洲之内徹が舌をまいた小野の肖像画には特定のモデルはいません、描く時もモデルなど一切使わない。《ペルジーノが好きだから》と彼の故郷の小さな町、日本人など誰ひとり訪れることのない中世の城塞都市にアトリエを構え、《ライバルは500年前のルネサンスの画家たち》との揺るぎない精神で淡々と制作を続けています。
展示風景
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