第343回 ガウディ生誕170年 細江英公写真展 会期=2022年6月21日(火)〜7月9日(土) 11:00-19:00 *日・月・祝日休廊 ※画像をクリックすると拡大して表示されます。 |
今年はスペインの建築家アントニ・ガウディ(1852-1926)の生誕170年記念の年です。本展では、写真家・細江英公(b. 1933)によるガウディ建築の写真を展示いたします。細江英公は1964年にバルセロナでガウディ建築と衝撃的な出合いをします。その13年後、1977年から数度に亘って「サグラダファミリア」「グエル公園」「カサバトリョ」などガウディ建築の撮影を行ない、〈ガウディへの讃歌〉を発表しました。40年以上も前に撮影・プリントされたヴィンテージプリントのモノクロとカラーを20点ご覧いただきます。
また、ときの忘れもののブログでは、長くスペインに在住し、ガウディ研究を行なっている丹下敏明先生の連載が始まっています。こちらも是非ご覧ください。
■細江英公 HOSOE Eikoh (b.1933)
1933年山形県に生まれる。1950年英語を学ぶため米軍居住地に通い、アメリカ人の子供たちを撮影。1951年第1回「富士フォトコンテスト」で最高賞を受賞し、写真家を志す。1954年東京写真短期大学(現・東京工芸大学)写真技術科卒業。デモクラート美術家協会の瑛九と出会い、強い影響を受ける。1956年銀座・小西六フォトギャラリーにて初個展。1959年「VIVO」の設立に参加(1961年解散)。1960年日本写真批評家協会新人賞、富士フォトコンテスト年間作家賞受賞。1963年写真集『薔薇刑』で日本写真批評家協会作家賞受賞。1970年写真集『鎌鼬』で芸術選奨文部大臣賞受賞。1975年東京写真大学短期大学部(現・東京工芸大学)の教授となる。1982年全米とパリで個展開催、パリ市賞受賞。1983年アルル国際写真フェスティバル名誉賞受賞。1994年東京工芸大学芸術学部教授に就任。日本写真協会年度賞(1993年)受賞。1995年清里フォトアートミュージアムの初代館長に就任。1998年東京工芸大学芸術学部(2003年で定年退職)及び大学院芸術学研究科(修士)課程教授に就任(2002年博士課程教授に就任)。紫綬褒章受章。2003年ロンドンにて英王立写真協会創立150周年特別記念メダル受章。2006年日本人初のルーシー賞(アメリカ)受賞。2007年旭日小綬章叙勲。2010年文化功労者に選ばれる。2017年旭日重光章叙勲。