◆第23回 瑛九展 会期=2013年5月17日[金]―6月1日[土] 12:00-19:00 ※会期中無休 24歳の青年・杉田秀夫は1936年(昭和11)1月宮崎から上京し、持参した印画紙作品(フォトデッサンと命名)を久保貞次郎、長谷川三郎、外山卯三郎らに認められ、瑛九としてデビューを飾ります。 フォトデッサンやコラージュを多数制作し、前衛画家として注目を集めました。瑛九はフォトデッサンについては生涯かわることなく多数の作品を制作し続けましたが、油彩については、はじめは抽象表現を、そして「印象派からやり直す」として具象作品をつくり、戦後は再び抽象表現に取り組み、短い生涯にダイナミックな変遷を重ねました。そして最後に輝くばかりの点描表現に行き着き、48歳の命を燃えつくします。 ときの忘れものでは1996年に第1回瑛九展を開催して以来、今年で23回目となります。 本展では、晩年に描かれた点描の油彩大作「林」を中心に、水彩、フォトデッサン、フォトデッサンの制作に使用した型紙など約30点をご覧いただきます。 ●イベントのご案内 5月31日(金)18時より、梅津元さん(埼玉県立近代美術館主任学芸員/芸術学)によるギャラリートークを開催します(要予約/参加費1,000円)。 E-mail:info@tokinowasuremono.com ●出版物のご案内
■瑛九 Q Ei(1911-1960) 1911年宮崎生まれ。本名・杉田秀夫。15歳で『アトリヱ』『みづゑ』など美術雑誌に評論を執筆。36年フォトデッサン作品集『眠りの理由』を刊行。37年自由美術家協会創立に参加。既成の画壇や公募団体を批判し、51年デモクラート美術家協会を創立。靉嘔、池田満寿夫、磯辺行久、河原温、細江英公ら若い作家たちに大きな影響を与えた。油彩、フォトデッサン、版画などに挑み、独自の世界を生み出す。60年48歳で永逝。 <五月の画廊コレクション〜ベン・ニコルソン他>出品リスト 2013.5.1[Wed] - 5.11[Sat]
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