会期:2010年5月16日〜2010年6月15日
今月の「ときの忘れものWEB展覧会」は山口勝弘の作品をご紹介いたします。お問合せはこちらから。
◆山口勝弘(Katsuhiro YAMAGUCHI)
1928年東京生まれ。さまざまなメディアを使って常に新たなアートの可能性を探り続け、日本の現代アートシーンに影響を与える。1948年日本大学法学部に入学。同年、北代省三、福島秀子らと「七曜会」を作り、抽象絵画を発表。1949年第1回読売アンデパンダン展、モダンアート展に出品。池田龍雄、瀬木慎一らと「世紀の会」結成。1951年北代、福島、武満徹、秋山邦晴らと「実験工房」を結成。翌年、実験工房展で瀧口修造が「眼のオルゴール」と呼んだ「ヴィトリーヌ」を発表。1956年東京・和光ホールで「清家清・山口勝弘/装飾空間展」開催。1960年篠田守男、建畠覚造、毛利武士郎らと「集団現代彫刻」を結成。1966年第7回現代日本美術展に「Cの関係」 を出品。1967年第4回長岡現代美術館賞展で大賞を受賞。
1968年磯崎新、薄金宏太郎らと株式会社「環境計画」を設立。同年、第8回現代日本美術展で東京国立近代美術館賞受賞。1970年大阪万国博覧会で三井グループ館チーフプデューサーとして全体劇場を構想演出。また「光の立方体」を展示。1972年かわなかのぶひろ、小林はくどう、中谷芙二子らと「ビデオ・ひろば」を結成。1974年第11回現代日本美術展で「ラス・メニナスNo.1」を発表。1977年筑波大学芸術学系教授となる(1992年まで)。1982年グループ「アール・ジュニ」結成に参加。1990年淡路島芸術村計画の推進運動を始める。1992年神戸芸術工科大学視覚情報デザイン学科教授となる(1999年まで)。2001年病に倒れるが、 リハビリに励みながら制作活動を続けている。2006年神奈川県立近代美術館で回顧展開催。