ときの忘れもの ギャラリー 版画
ウェブを検索 サイト内を検索
   

大宮政郎

Masao OMIYA

1930年、岩手県水沢(現、奥州市)生まれ。
1948年に岩手美術研究所入所し、翌49年岩手県立美術工芸学校油画科に入学。1960年に「岩手美術家会議」を結成、議長となり、63年から69年にかけて盛岡で結成した先鋭的な美術グループ「集団N39」の先導的メンバーとして、岩手の美術シーンに確かな一歩を印し、運動体としての前衛美術を地方から発信し続けた。1968年、モスクワに向かう機内で、数時間に渡って沈まない夕焼けを眺めた彼は、「人が動きながら、又は、移動しながら自らスピードをもって物を見、考えたなら、芸術はどの様に変わるか」という新しい造形的発想を思い浮かべ、それは「人動説アート」となり、動的視点による新たな造形活動が展開されることになった。

速度が高まれば物体や空間は短縮し、質量が増大するという特殊相対性理論と、現代社会の加速する時空とを相乗的に解釈した大宮は、移動する視点は対象を細長く写しだすと言います。それらは独特な縦長の形態へと思索と実験が重ねられ、「人動説」は深化を続け、綿版画や形のないものを具現化する彫刻やオブジェなど、独自の視点から現代美術へ斬新なアプローチを試みてきました。
80歳を超えてなお、少年のような好奇心でマグマのようにエネルギーを噴出し続けた大宮は、「有りもしないものを有るように見せるのが21世紀の絵画」という新たな絵画思考を展開し、内なるイメージが画面いっぱいに展開するドローイング「無有描写シリーズ」に取り組みました。
2022年11月10日逝去(92歳)。

 


《北異の無有空感》

2013年
鉛筆、色鉛筆、紙
109.8×151.5cm
サインあり


見積り請求(在庫確認)フォーム

ご購入希望No.  作家名  題名など

お名前:
郵便番号:
ご住所
E-mail
電話番号
御質問、御興味のある作家、お探しになっている作品等ございましたら御記入下さい


  在庫確認後、お返事させていただきます。



ときの忘れもの/(有)ワタヌキ  〒107-0062 東京都港区南青山3-3-3 青山CUBE 1階
Tel 03-3470-2631  Fax 03-3401-1604
E-mail:info@tokinowasuremono.com
http://www.tokinowasuremono.com/

営業時間は、12:00〜19:00、日曜、月曜、祝日は休廊
資料・カタログ・展覧会のお知らせ等、ご希望の方は、e-mail もしくはお気軽にお電話でお問い合わせ下さい。
Copyright(c)2005 TOKI-NO-WASUREMONO/WATANUKI  INC. All rights reserved.