銅版画家。1952年埼玉県生まれ、大阪育ち。京都市立芸術大学西洋画専攻科修了。都会的で軽快洒脱な色彩で、独自の銅版画の世界を確立。絵画に音楽や詩を融合させるジャンルを超えたコラボレーションを展開。数多くの書籍の装幀、挿画をてがける。2002年より全国10ヵ所巡回展「山本容子の美術遊園地」展を開催。2007年に鉄道博物館のステンドグラス、2008年に東京メトロ副都心線「新宿三丁目」駅のステンドグラスとモザイク壁画を制作。2009年ギャラリーAgenzia04（イタリア、ボローニャ）にて『山本容子の姫君たちhimegimi@heian』（講談社）に収録された掛け軸全24点等で構成した個展を開催。2009〜2010年に「不思議の国の少女たち-山本容子のワンダーランド」展（ふくやま美術館、埼玉県立近代美術館）が開催され話題を呼んだ。1978年日本現代版画大賞展西武賞、1980年京都市芸術新人賞、1983年韓国国際版画ビエンナーレ優秀賞、2007年京都府文化賞功労賞、2011年京都美術文化賞受賞、2013年平成25年度京都市文化功労者、他多数。2005年から医療現場における壁画の創作など「ホスピタル・アート」にも活動の場を広げている。