1929年東京生まれ。東京府立工業高等専門学校卒業。1949年第1回日本アンデパンダン展に出品。1950年から自由美術家協会展へ参加し、1953年より長谷川三郎に師事。1958年教文館画廊（東京）で初個展開催。1948年から静物画を主題としたシリーズ〈Still Life〉を描きはじめ（1955年まで）、その対象は徐々に抽象化され、1956年から ストライプやクロス、グリッドで構成されたシリーズ〈Work〉を制作し、40年間描き続けた。1978年廉画廊（東京）での個展で高い評価を受け、80年代に入ると60年代のストライプの絵画作品への評価も高まり、1981年には「1960年代−現代美術の転換期」展（東京国立近代美術館、京都国立近代美術館）、1987年には東野芳明がコミッショナーを務めた第19回サンパウロ・ビエンナーレへ参加。1997年からは画面を一色で塗り込めるシリーズ〈Color〉（2001年まで）を制作し、生涯で描いた作品は5000点にのぼる。2010年死去（享年81）。