作元朋子

Tomoko SAKUMOTO

1978年岡山県生まれ。陶芸家。

2002年岡山県立大学院卒業。現在岡山県立大学デザイン学部教授を務める。

2008年より関西で個展5回開催。

主なグループ展はアートセントラル（香港2018/2017年）、第4回ジャカルタ現代陶芸ビエンナーレ（インドネシア2016年）、Meer Kunst van het Decoreren（オランダ2015年）、アートフェア東京（日本2014年）、など。

世間に縛られることなく、作元は独自の表現を探究する。作品を観る人は彼女独特の世界に持って行かれる。各色に石膏モデルを使用し各鋳物を積みあげ、作元はストライプのある、目を引く彫刻を作る。さらに高温で焼く事により透明度を作り出す。積み上げるという方法とその作品のスタイルは一目では理解しづらい。作元が磁器という媒介を選び、それを中心に創作することにこだわった事によって彼女の作品は象徴的なものとなった。実用性を目的とはせず、作元の陶芸は陶芸のジャンルや彫刻を超えてひろがっているといってもよい。