ときの忘れもの　岡本信治郎　OKAMOTO Shinjiro

岡本信治郎
(1933－2020)

OKAMOTO Shinjiro

1933年東京生まれ。高校卒業、独学で水彩画をはじめ、日本水彩画展、二紀展などに出品。1956年村松画廊で初個展を開催、同年ヨシダ・ヨシエらと「制作会議」を結成。この頃、新印象派のスーラの作品に出会い、「人も事物も私自身さえも全て平等に、シルエットとして眺める眼」を獲得し、現代の病理を明るい色彩と単純な形態によって表現するようになる。1956年から読売アンデパンダン展に出品。

1962年と翌年のシェル美術賞展で佳作賞を、1964年第１回長岡現代美術館賞展で大賞を受賞し注目を浴び、簡潔な線描と濁りのない明るい色彩による色面構成による画風を確立した。自身の戦争体験と9.11テロをテーマにした連作を発表するなど、ユーモアのなかに社会への評言を独自の視点をもって提示し続けた。
2020年死去。

岡本信治郎(1933－2020)

見積り請求（在庫確認）フォーム

岡本信治郎
(1933－2020)