ときの忘れもの ギャラリー 版画
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山田陽のエッセイ「FRESH BREW NEW YORK」
第8回  2011年8月30日
今回の日本滞在も今週で終わりです。ラストスパートのように今週は朝から夜までバタバタしていますが、本当に時間が経つのは早いなあと実感しています。
実は、日本に2ヵ月近く滞在したのは、13年ぶりです。
7月の初めの、ときの忘れものでの写真展から始まり、その後は、東京での撮影、いろいろな方達との打ち合わせ、もちろんその間には家族や友達とのゆっくりとした時間なども入れていましたが、気づけばもう8月も終わりです。
屋久島にも初めて行ってきました。台風直撃で、12時間、豪雨の中を縄文杉目指して歩きました。あんなに雨に濡れながら歩いたのは人生初でした。
あれだけの雨の中では、高級レインウエアーでも150円の雨がっぱでも、全身びしょ濡れになるという事が分かりました。
そんな中、撮影をしようと果敢に撮ってきましたが、自分が望んでいた写真の量には全く及びませんでした、しかしながら縄文杉に到着した時の気持ちの晴れようと、その後に食べたおにぎりの味は格別でした。
ゴールについた時の達成感、やはり来て良かったなと体で感じました。
来年は、熊野〜伊勢間を歩こうかなと思っています。こちらも雨が多そうですが、今から楽しみです。今回のハイキングを機に、NYに戻り次第、本格的にトレッキングを始めようと心に軽く誓ってみました。
滞在先の長野では近郊の温泉にできる限りつかってきました。
それだけでも日本に帰ってきたかいがあるなあと思います。
なかでも御盆明けに行った、草津の湯は、なんだか力の強いお湯で体のなかから温めてもらいました。
こうして書かせていただくとなんだか遊びの事ばかり強調されてしまいますが、いろいろとお仕事もさせていただきました。
今後、楽しみな展開もいろいろと出てきましたので、気持ちを崩さずに継続していきたいです。
写真はランダムに日本での楽しみの一つである食事などの写真です。
でも毎回気づかされますが、日本のご飯のおいしいこと、僕が日本人だからなのかもしれませんが、世界一です!
素晴らしい自然とその恵みを本当に大切にしていきたいですね。








(やまだ あきら)

山田陽 Akira YAMADA
神奈川県川崎市に生まれる。文化服装学院でファッションデザインを学ぶ。1998年渡米。ニューヨークで6年間ブティック、レストラン、プライベートパーティのために高級フラワーアレンジメントを提供するフローラルデザイナーとして活躍。2004年その創造的な関心は「写真」に向けられた。
ポートレートやルポルタージュが『ヴォーグニッポン』や『ヴォーグチャイナ』、『マダムフィガロ』、『ハーパースバザージャパン』、『ウィメンズウェアデイリージャパン』、『カーサブルータス』、『メンズノンノ』、『ギンザ』、『ポパイ』に掲載される。 ポートレートやルックブック(スタイル見本)を撮影し、「デレク・ラム」や「3.1 フィリップ・リム」、「トッズ」、「バンドオブアウトサイダーズ」などのファッション会社と仕事をする。
ファッションやデザインをあらためて学んだことで、どんなものにも美しさを見出し、洗練されたイメージを創り出すようになる。記録や探検、そして、他の文化からインスピレーションを得るために世界を旅する。現在、ニューヨークを拠点に活動。
作者公式サイト http://www.akirayamada.com/

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