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建築を訪ねて

古都奈良で辰野金吾、吉田五十八の名建築に遊ぶ
2013年09月

ようやく猛暑も去り、しのぎやすくなってきた某日、仕事で奈良に行ってきました。
例によって「月一温泉」なので、石田露天風呂愛好会長に電話しました。
亭主「奈良に行くんだけど、吉野や十津川じゃあ遠すぎて一泊じゃあ無理。どこか近場でないかしら」
会長「奈良市内にありますよ」

古都奈良に温泉があるなんて意外、知りませんでした。

仕事は順調に運んだので、のんびり二つの美術館を訪ねました。

中野美術館
蛙股池のほとりに建つ中野美術館。



中野美術館から住宅街を歩いてすぐのところに大和文華館があります。


大和文華館
広い駐車場の先に緑に覆われた小高い丘があります。
左手奥には辰野金吾設計の奈良ホテル・ラウンジの一部(明治42年[1909]建築)が移築され、文華ホールとして使われています。


緑に囲まれたなだらかな坂を上ると、吉田五十八設計の大和文華館本館が見えてきます。


外観は桃山の建築をイメージさせる海鼠壁(なまこかべ)。


玄関を入ると、重厚な木組みにささえられたエントランス。
明かり障子からの柔らかな光は廊下に過ぎないこの空間を清浄無垢なものとし、入った瞬間粛然としました。こんな気持ちになるのは久しぶりでした。


大和文華館


見る人がゆったりとした気持ちになれる素晴らしい建築空間でした。

さて、温泉にも入ったし、夜の奈良公園を抜けて奈良ホテルへ向かいました。

辰野金吾設計の桃山御殿風檜造りの本館。


バーのカウンターで。


赤絨毯をひいた大階段。
 

壁には上村松園の本画が。


アインシュタインが弾いたピアノの前で。
社長と西田考作さん(西田画廊)。






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