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建築を訪ねて

磯崎新のドローイングと建築
2015年11月


まずは1977年以来、版画、画文集などいくつもエディションしてきた磯崎新のドローイングからご紹介します。

磯崎新 Arata ISOZAKI
「ザ・パラディアム(NY)」
1995年
紙に鉛筆
Image size : 42.0x56.0cm
Sheet size : 46.0x72.1cm
Signed


磯崎新 Arata ISOZAKI
(ドローイング)
1986年頃
紙に鉛筆
Image size : 11.5x34.2cm
Frame size : 24.7x53.2cm
Signed

磯崎新の建築

[旧・大分県立図書館](現・アートプラザ)
1964年竣工
大分市
撮影:尾立麗子

大分出身の磯崎新の初期代表作。[大分県立大分図書館]として1966(昭和41)年に完成。日本建築学会賞を受賞。1996年の県立図書館の新築移転にともない、大分市は県から土地・建物を譲り受け、市民のための文化情報の交流の場[アートプラザ]として1998年に開館。1階は市民ギャラリー、2階にはネオダダの作品をはじめ大分市美術館所蔵の現代美術作品を常設展示する60'sホール、ギャラリー等に多目的な使用ができるアートホール、実技室、研修室等が設けられ、3階は磯崎新の建築作品の模型や資料を常設展示する磯崎新建築展示室となっています。


[中上邸イソザキホール]
1983年竣工
福井県勝山市
撮影:尾立麗子

磯崎新の個人住宅の傑作。中上光雄・陽子夫妻(故人)が収集したコレクションを展示し、人々が集まることができる空間が欲しいという希望に添って設計され、1983年に完成。以来、勝山のコレクター運動「アートフル勝山の会」の活動拠点として、展覧会や講演会など様々な形で活用されている。

  「雪国。そこにはまったく異なる建築的対応が必要とみえるのだが、コンクリートの構造体であるかぎりでは、結露以外に変った条件はない。そこで、 手なれたヴォールト屋根をここでも使用する。設計者への注文は、美術愛好家たちのためのサロンをつくることである。壁、天井ともにコンクリート打放しのま ま。それに、多くの版画コレクションがかけられる。そして、いまではこの近傍の文化的な中心となりつつある。 磯崎新」 1983・11 磯崎新 『SD』特集:磯崎新1976−1984(1984年1月、鹿島出版会)より転載


[中谷宇吉郎 雪の科学館]
1994年竣工
石川県加賀市
撮影:尾立麗子

石川県出身で、雪の結晶や人工雪などの低温科学の分野で世界的な研究を成し遂げた物理学者・中谷宇吉郎を顕彰する博物館。白山を望み、柴山潟に接するという環境をとりこみ、雪をイメージした六角塔3つが配置されています。館内には、雪と氷にまつわる様々な展示があり、資料やスライドショーのみならず、「雪と氷の実験室」で雪や氷を作る事が出来る体験型の施設です。


2010年ときの忘れものでの宮脇愛子展にて、
左から綿貫令子、磯崎新先生、綿貫不二夫。





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