建築を訪ねて森美術館「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」
森美術館15周年記念展「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」を植田実先生と観に行ってから二ヶ月ほど経ってしまいましたが、ご報告します。
膨大な量が展示されているという噂通り、途中でお茶休憩を挟みたいほどの大展覧会です。これだけの量の建築を一つの展覧会にまとめるのはさぞかし大変な仕事だったと思います。このときはカタログはまだできおりませんでしたが、予約注文だけしておき、7月末に分厚いカタログが届きました。このカタログも見ごたえあります。 入口すぐに北川原温《木組インフィニティ》がお出迎え。4種類の基本部材でくみ上げられているそうです。 このセクションには《厳島神社 大鳥居》《東照宮 五重塔》(1818年)や磯崎 新《空中都市 渋谷計画》(1962年、計画案)の写真や模型が展示されていました。 東京を一望できるビューポイントに展示された千利休作の茶室《待庵》の原寸。 本物の《待庵》を訪ねたことのある植田実先生曰く、実物を体験したときの二畳より広く感じるとのこと。実物は床の間がもっと黒々していてちょっと怖いような感じがあったし、躙口の右手前に壁(袖壁というのかな?)があったから余計狭く見えたのかもねとおっしゃっていました。 私も二畳と言葉で聞くと狭いと感じますが、「次の間」も開いていたということもあり、また外の明かりが室内に差し込み明るかったので意外と広く感じました。 |
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