◆ウルトラバロック 尾形一郎 尾形優 写真展 会期=2010年6月1日[火]―6月12日[土] 12:00-19:00 ※会期中無休 キリスト教とメキシコの土着の文化が混じりあって生まれた「ウルトラバロック」、その小宇宙を捉えた写真作品をご紹介します。 尾形一郎さん・尾形優さんは以下の日程で在廊される予定です。
●6月5日(土)17時よりギャラリートークを開催します 講師:尾形一郎×尾形優×金子隆一(東京都写真美術館専門調査員) ※要予約(参加費1,000円/1ドリンク付/参加ご希望の方は、電話またはメールにてお申し込み下さい) Tel.03-3470-2631/Mail.info@tokinowasuremono.com ※定員に達したため、ギャラリートークのご予約は締め切りました ●同日ギャラリートーク終了後の18時からは、作家を囲み懇親パーティーを開催します どなたでもご参加いただけますが、17時〜18時の間はギャラリートーク(予約制)のため予約者以外はご入場できませんので、18時以降にご来場下さいますよう、よろしくお願いいたします。 メキシコの撮影を始めるまではヨーロッパの辺境を旅していた。スペイン南部、シチリア島、フィンランド、ポーランド、ロシアなどに、西欧文明と異文化の衝突している場所を歩いた。 しかし、異文化融合を巡る旅はメキシコで転機を迎えた。私たちは何気なく立ち寄ったのどかな村で、古ぼけた聖堂の扉を開いた。するとイスラムやバロック、曼荼羅などが渾然一体となってできた小宇宙が広がったのだ。一神教の秩序に従おうとしながらも、内部から過去の時間が増殖し、その秩序から溢れ出てしまうような表現を見た。そこには、人間の心の奥深くにある濃密で混沌とした宇宙が、現実の世界に持ち出されていた。彼らが作った神の家は、可視化された人の心の総体だったのだ。 ヨーロッパに隣接する辺境地域にはここまでぶっ飛んだものは無かった。スペイン人がやってくる前のメキシコはそれこそ日本と同じくらい西欧文化からかけ離れた場所だったからだろう。西洋化されたメキシコの教会堂やアイコンは、まったく違う形で出来上がった一足早い近代日本の鏡像だったともいえる。
■尾形一郎 ICHIRO OGATA ONO 1960年京都府生まれ。主な写真集に「ウルトラバロック」(新潮社)、「HOUSE」(フォイル)、著書に「極彩色メキシコ巡礼」(晶文社)などがある。2009年フォイルギャラリーで個展を行う。 ■尾形優 Yu OGATA 1964年東京都生まれ。1987年早稲田大学理工学部建築学科卒業。一級建築士事務所タイルの家主宰。代表作に「タイルの家」、「フォトハウス」などがある。 尾形一郎のエッセイ 植田実のエッセイ−尾形邸「タイルの家」を訪ねて <ウルトラバロック 尾形一郎 尾形優 写真展>出品リスト 2010.6.1[Tue] - 6.12[Sat] [価格ステップアップ方式について] 今回発表するライトジェットプリント20点に関しては、エディションナンバーによって価格がステップアップする方式を導入しております。1月に開催した植田実写真展と同じシステムです。 出品No.1〜5
出品No.6〜20
[額代について] 額装代は第1、2、3期価格および正価格においても変わりません。 出品No.1〜No.5のライトジェットプリント(作品サイズ:9.3x13.4cm)の額代は5,250円(税込)です。 出品No.6〜No.20のライトジェットプリント(作品サイズ:54.0x43.0cm)の額代は36,750円(低反射ガラス、税込)です。
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