フリッツ・オーヴァーベック
Fritz OVERBECK
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1869年ドイツに生まれる。1889年から4年間デュッセルドルフの芸術アカデミーで学ぶ。1892年夏、ヴォルプスヴェーデに滞在しオットー・モーダーゾーンと親しくなる。1894年、1年の兵役後、秋にヴォルプスヴェーデに定住。フリッツ・マッケンゼン、オットー・モーダーゾーン、ハインリヒ・フォーゲラー、ハンス・アム・エンデと共にヴォルプスヴェーデ芸術家協会を設立。1895年ブレーメン美術館とミュンヘンのガラス宮殿での「国際美術展覧会」においてヴォルプスヴェーデ芸術家協会による最初のグループ展を開き、成功を収める。ハンス・アム・エンデの指導のもと、マッケンゼン、オーヴァーベック、フォーゲラーはヴァイヤーベルク・オリジナル銅版画協会を設立し、共同で版画の作品集を出版、販売する。 |
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1897年ヴァルスローデ出身の女子生徒ヘルミーネ・ローテと結婚。版画集『ヴォルプスヴェーデより』が、マッケンゼン、オーヴァーベック、アム・エンデ、及びフォーゲラーの12葉の銅版画で発刊される。1899年モーダーゾーン及びフォーゲラーとともにヴォルプスヴェーデ芸術家連合を脱会。1903年、オーヴァーベックはヴォルプスヴェーデとこの地の芸術家共同体から離脱。ハルツ山と北海の島ジュルトに旅行し、そこで、新たな絵画モチーフを見出す。彼の絵画「泥炭地で」が、ミュンヘン・ゼセッシオン展覧会に出展され、ノイエ・ピナコテークによって購入される。1905年ヴォルプスヴェーデを去り、家族とブレーメンの北方ブレッケンに移り住む。1909年心臓麻痺で死去。
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