■2005年06月25日(土)
新着作品のご紹介〜堀内正和のシルクスクリーン
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| 今週は、堀内正和の大判シルクスクリーンをご紹介いたします。
作家名 堀内正和 作品名 かたむくカタチ 制作年 1982年 技法 シルクスクリーン 作品サイズ 50×63cm 限 定 75部 サイン 鉛筆サイン有り 作品の状態 額装、良好
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★作家の紹介/堀内正和(ほりうち まさかず)は、1911年京都生まれ、東京高等工芸学校(現千葉大学)彫刻科を中退。二科会の番衆技塾で学ぶ。1947年二科会会員となる(66年退会)。戦前期から活動を始め、旧来の彫刻造形に疑問をいだき、長い間、孤独な試作を続けた。1963年第6回高村光太郎賞、1969年第1回現代国際彫刻展(箱根彫刻の森美術館)大賞、1970年第2回神戸須磨離宮公園現代彫刻展で神奈川県立近代美術館賞を受賞。日本における現代彫刻のパイオニアであり、その幾何学的な形態の作品は、知的空間構成とユ−モアに富み国際的にも高い評価を獲得した。2001年死去。
★作品のワンポイント/エスプリのきいた素晴らしいエッセイの書き手でもあった堀内先生のアトリエに伺うと、机の上にはたくさんの紙の彫刻がところ狭しと並んでいた。最終的には金属を使うのだが実現の機会のない作品のマケットや試作のあとだった。お元気な頃は、お酒(日本酒)が大好きで、いつも友人八木一夫の猪口で晩酌するのだった。 堀内先生に、いわば彫刻の秘密の展開図ともいうべき版画制作を勧めたのは私だが、現代版画センター時代に手掛けた5〜6点をいれても総数で10点に満たない。堀内版画の中で最も大作がこの「かたむくカタチ」である。 | | |