■2010年08月10日(火)
クリスチャン・ボルタンスキー「Gymnasium Chases,1991」
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| クリスチャン・ボルタンスキー 「Gymnasium Chases,1991」 1991年 銅版24点組(ケース入り) イメージサイズ:各46.0×31.5cm シートサイズ:各59.0×42.0cm Ed.15 表紙にサインあり ※画像は「Gymnasium Chases,1991」よりNo.19の作品です
今週は、ときの忘れものがコレクションするボルタンスキーの銅版画作品をご紹介します。 こちらは1991年にアメリカのクラウンポイントからエディションされた、24点組の銅版画によるポートフォリオですが、何と45,000ドルの価格がつけられています(私どもの数倍!)。ぜひコレクションに加えてください。
◆クリスチャン・ボルタンスキー Christian BOLTANSKI(1944-) 1944年フランス・パリ生まれ。学校にほとんど通わず、12歳で退学、独学で絵画を習得した。初期は兄弟を使った実験映画を制作。ユダヤ人の父親が差別を受けた経験などから、「生と死」をテーマに、様々な写真や古着やものを使い、人の経験(記憶)のはかなさについて多くの作品を制作。「死体も写真も古着も、私にとっては、同じ不在の象徴」と、失われた時間や記憶の「遺物」を展示することで、観る者に過去を蘇らせる。 2003年越後妻有アートトリエンナーレで、ジャン・カルマンとともに、廃校を利用したインスタレーション《夏の旅》を制作、出品。2006年高松宮殿下記念世界文化賞を草間彌生らと受賞した。 | | |